自分の限界をそこに見る
また、新しい月が始まる。
繁忙の月初が来た。
ただでさえ忙しいのに、外野からわーわー聞こえてきたりする。
仲間たちの心に穢れが溜まっていく音が聞こえる気がする。
上司の口から呪詛の言葉が止まらない。
温厚で聡明な方だから、言い回しがかえってエグい。
今この方にお伺いをたてるべきでないと判断して、
他部署を頼ろうと資料を刷りにいった。
コピー機がトラブルを起こしていた。
コピー機にも穢れ(物理)が溜まっていた。
席に戻ったところで穢れ(精神)まみれだしと、廃棄トナー入れの接続部をエアダスターで吹いた。
何故そんなことをしたのかいえば頭が溶けてしまっていたからに違いない。
廃棄トナーが噴出して穢れ(物理)まみれになった。
少し冷静になって、廃棄トナー入れを交換することにした。
外れないはずの部品が丸ごと外れた。
破片が舞うのが見えた。
情シスに平謝りしてもとに戻してもらった。
コピー機は稼働して資料も刷れたが問題は解決せず、
明日に持ち越すこととなった。
繁忙の月初が、始まる。