きっと独りで生きていく。

ただのライフログ。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

少し苦い君の匂いに

ビタミンを吸ってみた。 ここのところ、休日は天気が荒れている。 家にひきこもるのだが、いつも悩むのが喫煙事情。 室内が煙くなるのが嫌なのでタバコはベランダに出て吸う。 でも、あまりに荒れていると出られない。 ベランダの戸だけ開けて吸ってみるが、…

悲しみを抱えながら

最後のツイートがその日の青空だった人がいる。 毎朝ベランダに出てタバコを吸う。 その日の気温を肌で感じて、天気予報と併せて服を決める。 空模様は違っても、毎日同じ空を見上げている。 最後のツイートを見た日も、同じ場所から同じように空を見上げた…

空が蒼いように華が散るように

急に思い出した作品を、情報の海から見つけ出した。 小学生だったか中学生だったか、漫画雑誌に読み切りとして載っていた作品。 小説を漫画化したものだった。と覚えている。 彼女に振られた主人公が留守番電話を盗聴する話。 作者とタイトルは覚えていない…

Just hold on tight,it can be right

ここに来てよかったかい? 本当に急に聞いてくるものだからどきりとした。 上司とはいつも同じ時間に一緒にタバコを吸いに行く。 同じ部署になって話すようになってからずっと。異動を言い渡されたのは前日だった。 辞令が正式に降りたのは2カ月後だったけど…

ゆずれない明日をつかみ取るまで

これまでの、人生の軌跡を辿る旅。 自衛隊の課程を卒業して、少し休みをもらったときの話。 もうしばらくまとまった休みはとれないだろうと、一人旅を計画した。 バイクをレンタルして、それまでに暮らした地域を順にまわっていった。休みで実家に戻って、す…

痛みをかき消しあの日のように

久しぶりに洗濯機を洗っている。 なんとなくバスタオルの匂いが気にはなっていたものの腰が重かった。 先日購入した福袋はなかなか素敵なものが揃っていた。 せっかくだからしっかり洗濯できるようにと、久々にやってみた。 毎度毎度気が滅入る光景ではある…

But I feel the deepest emotions

宝箱もサンタクロースも見たことはないけれど。ネット通販で服を注文した。 福袋というやつで、お任せで服を詰め合わせてもらう。 気候が変わってきていよいよ着る服に困るようになってきた。実家で暮らしていた頃、家族で初詣に出掛けた帰りに母がいつも福…

自分とは何でどこへ向かうべきか

贈り物はいつも手紙だった。学生の頃はよく手紙を書いていた。 進学のために離れた地元に残る友人たちへ。 誕生日を祝いたいのだが、メールを送るだけでは味気ない。 かといって、処分に困ることなく喜んでもらえる贈り物を選べる自信もなく。 毎度、手紙を…

描きかけの今

あの頃の姿で、いつまでも。 自衛官だった頃の話。 ある課程を卒業するときに教官がムービーを作ってくれた。 流行りだった曲をBGMにして、私たちがぼろぼろになってる傍らで撮りためた写真を使って。 卒業時に一度、卒業から赴任までの休みに両親と一度…

もう一度朝と出会えるのなら

この身体で、死ぬまで生きていないといけない。 生まれたときと比べればだいぶ姿も変わったが、ずっと付き合ってきたこの身体。 まだまだ知らないこともあるようで、この期に及んで変わるところもあるようで。 好きなところもあって、気に入らないところもあ…

誰も気づかないような場所で

自分の好きな恰好するのが一番いいんだよ。 そう言ってくださった先輩がいるのだがそうも言っていられない。 急に気温が下がったここ最近。 以前からときどき着用するスカイブルーのセットアップジャケットがある。 ホストみたいでかっこいいと褒め言葉をい…

people talking without speaking

また不思議な夢を見た。 また私は学生だった。転校生だった。 夜更けに集まったクラスメートの約半数が半透明だった。 幽霊に近い存在のようだが恐怖心はない。 ただ、顔の判別がつきづらかった。 翌日の朝礼。日の光は影響するのか、辛うじて輪郭がわかる程…

君は冬の夢を見て鳴く蝉

よく頑張っているよ、と言った瞬間、彼女は泣いた。 ときどき夢に出てくる人がいる。 つい先日も出てきた。 仕事中の私の手を引いて、半ば強引に休憩に誘われた。 最近体調がよくなくて、そろそろ限界なのだと言う。 でも今の仕事を諦めたくないのだと言う。…

満身創痍で飾ってゆくほど

血が足りない。 数年に1度ほど、貧血の症状が出る。 手が痺れて、めまいがして、吐き気がする。 学生のころ全校集会で立っていられなくなってから症状を覚えた。 このくそ忙しい時期に、症状が出た。 死にはしないこともじきに軽快することもわかっているか…

君の耳を目を心を通り抜けたモノ全て

目は口ほどに。 先輩と同僚と飲みに行った。 合流したときには2人はもう出来上がっていて、いつも通り振り回された。 独りで生きていくなんて微塵も想像しない2人の話にはまるで共感できない。 それをわかっていていつも一緒にいてくれる。 先輩は帰宅し、…