ひとつずつ積み重なって
今日は早く帰りたかった。
スプラトゥーン2をプレイしたかったからに他ならない。
業務のスケジュール上難しいとわかっていたが可能な限り時間は確保したかった。
予想以上にトラブル続き。対処の能力は今の私には乏しい。
仕事ができる人というのは、きっと誰よりも早く帰りたい人たちなのだろう。
業務で追いつめられるほど、私の部署の人は飲みに行く。
そうして帰りはこんな時間になる。
7時間は眠りたいのに物理的に不可能になる。
所持金86円しかないからと一度ご遠慮させていただいたが
明日でいいからと連れて行ってくださった。
何のために86円の恥をさらしたと思っているのだ。
スプラトゥーンのためだとはさすがに思っていないだろうが。
それでも、酒で話す時間は心地よい。
みな生き急いでいるような感じがする。
酒が飲めるのも、目の前にいる人と話ができるのも、
今を逃したら来ないかもしれないと知っての時間だと知っているかのように。
明日は早く帰る。