きっと独りで生きていく。

ただのライフログ。

そのままでいいのにと

自分の声と折り合いがついていない。


骨伝導で聞こえてくるいつもの自分の声と
録音された他人がいつも聞いているであろう自分の声。
違う声質で聞こえているのは知っている。


録音された自分の声を聞くとき、
マイクを通してスピーカーから響く自分の声を聞くとき、
電話の回線の調子で、発した声が受話器から聞こえてくるとき、
この声で今まで生きてきたと思うと消えたくなる。


決していい声だと思ったことはないけれど、自分で聞く声はそれほど嫌いではない。
しかし他人と同じ立場で聞く声は本当に好きになれない。
未だに折り合いがつかない。


あまり誉められることもないから本当にいい声ではないと思っている。
特徴的な声であることも知っている。
どうせ変わった声をしているなら、美しい声だったなら、とよく思う。

帰れない人波に

狩猟解禁の日。


休みをとった。
昨日は帰宅して風呂に入ってすぐに寝た。
起きたら朝の4時。寒さで寝床から出られないので部屋を暖めながら、身体が動くまでじっとして。
二度寝できたらしたいけど、年齢のせいかもう眠れない。

朝の6時まで倦怠感は抜けずに横たわる。
コンビニで菓子を買い込んで、1日狩りにいそしんだ。


一番幸せなときはと聞かれたら難しいが、
好きなゲームの新作が発表されたときか、それを予約したときか、初めて起動してオープニングを見ているときだと思う。
モンハンは毎回オープニングで泣いている。


以前ほど集中力も体力ももたない。
段々とプレイが荒くなってきたと思ったら一旦やめる。
それぐらいでコントローラーのバッテリーも限界に近くなっている。


やはり好きな割には上手くならない。
休日はコントローラー握れども欠かさず指輪をつけているが、モンハンは外す。
コントローラーを削るかもしれないから。それぐらい力が入る。


以前は徹夜したことに気づかないほど熱中できたものだが。
恐らく今日は眠る。
もう一狩りしたら。

あのささやかな人生は

ウルトラCを決めたチームが私をもう1人見つけてきた。


ウルトラCを毎月決めていたらダークサイドに堕ちる前に全滅してしまう。
補充人員の確保は最優先事項だった。

私のような人を、と有り難いお言葉と共に探してくださった。
しかしながら、存在するはずがない。と正直に答えていた。
今まで生きてきて出会ったことがなかったから。
なのにかなりの早さで見つけてきた。
結構たくさんいるのかもしれない。


面接をした3人が3人とも私に似ていると言うのだから本当に似ているのだろう。
容姿が、というわけではなくて全体感として、雰囲気が、ということらしい。
会うのが怖い。


他人から見た自分が目の前に現れるというのはなかなか強烈な出来事だと知った。
自分をどれだけ客観視できているかの答え合わせだ。
好ましい人物でも受け入れがたい人物でも目の当たりにしたくない。
でも明日来る。隣の席に。


人とは思えない。
そんな感情が湧くような人だったなら、それが最良ということだろうか。

超天変地異みたいな狂騒にも慣れて

ウルトラCを決めるチーム。


12人いたときに、15日かけていた業務。
9人でなんとか10日で終わらせられるようになった。
それを今回限り精度を落として7人で8日で終わらせろと命じられた。


残業と休日出勤の力業と、でなんとかした。
これはこれで成果かもしれないが、とんでもないものを作っているような気になって落ち着かない。
メンバーが全員ダークサイドに堕ちていく。


上司が声をかけてくれたので、
アイドルのことを考えながら仕事している。だから肉体は疲労しても精神は大丈夫。
と答えた。
それは大丈夫じゃないし仕事にならないだろうから今日はこれで帰れと言われた。
客観的なことは一切無視していることは認めるが、上司の発言はダークサイドに堕ちている、と思った。


今日は、眠れているか、と聞かれた。
焼け焦げてなお息のある人間を踏み潰して楽にしていく悪夢を見たと答えた。
少ない睡眠時間でも短期間なら疲労を感じない意識の保ち方を教えてくれた。
何時間寝た、ではなく夜に眠って朝起きた、と意識することだという。
疲労を感じないだけであって疲労しないわけではないということも。
その上司と、他に誰もいなくなったオフィスを後にしようとしたとき、鞄を忘れていることに気づいて走って取りに行った。
疲労はとれないかもしれないが、明日も忘れそうになるかもしれないが、今日は夜眠って、明日の朝起きる。


結果だけ語ればウルトラC
振り返れば犠牲の山。
辛い日々だけど、嫌気がささない。一難去ってまた一興。

Keep on groovin´

長いものには巻かれて生きてきた。


長いものに巻かれて失っていくものはありつつも
最後の最後まで守るべきものは持ち続けていた。
そんな歌詞の好きな歌がある。
今でもよく聴いている。
長いものに巻かれて生きていくのはこれからも変わらないと思うから、忘れないようにしようと思っている。


長いものも守るべきものも人によって違うようで、
最後に同僚と2人だけ残ったオフィスでいきなり同僚がキレた。

いや気持ちはわかるが長いものに巻かれとけ。
と答えたが、同僚にとっては譲れないものがあったらしい。
諦めていいものではなかったらしい。


私が好きなこの歌は同僚には響かないだろう。


辞めた同僚とは叶わなかったけど、
こいつとは組んで上に行けるかな、と少し考えた。
奴の大嫌いな長いものには巻かれておくので、私が磨り減らしていくものを守っておいてもらえれば。

耐え続けていく事

その思い出だけで、これから先ずっと歩いて行ける。


笑顔の素敵な人で、
美しい声を持つ人で、
自分よりずっと小柄な人だった。


独りで立てなくなる気がするから忘れたくない。
こうして書き留めたら忘れないだろうか。
言葉にして語り続けたら覚えていられるだろうか。


思い出だけで、これから先ずっと笑っていられる気がする。
叶うことなら、そう伝えられる日が来てほしいのだけど。

Everyone believed in life day by day.

手帳にメモをすることを「明日の自分への伝言」と呼んでいる。


「やり残すと明日辛い」は「明日の自分に恨まれる」と表現する。
まだ見ぬ未来の自分は他人のように感じられる。

最近は記憶力の限界により、昨日の自分からの伝言に助けられることも多くなった。
しかしながら、雑すぎて意味がわからないままになっている伝言もある。


年末年始の休暇をもらったので、来年の自分に恨まれないように残業してかなりきれいにしてきた。
それでもちょっと恨まれそうな量が残ってはいるが、仕事納めの日の自分は頑張った。

年越しだからと特別なことは何もしない。
明日の自分は来年の自分だが、いつもと同じ明日の自分。
それでも年が変わることを区切りとするならば、2017年の自分は、2018年の自分に笑顔で会っていいと思う。
2018年の自分は色々と思うこともあるだろうが、そいつのしてきたことを振り返れば「お疲れ様」で見送れるだろう。


あと30分くらいだけど、眠らないと次の自分は来ないような気がするから、時間で区切るのはちょっと難しい。


1年で区切れば今年の自分はこんな評価。
小学生の頃から散々聞いた気もするが、
1日もそうやって過ごせたら人生も変わる。