きっとまたいつか そう君に会う
必ず戻ると決めて、迷わなかった。
夢を見た。
四方八方に機械があって、攻撃してきた。
私は逃げ出そうとしているらしい。実験体か何かであるらしい。
そして、今いる場所は現実世界ではなくシミュレーションのようなもので映画マトリックスのような世界観だった。
機械を叩き壊して走っていく。
たまに攻撃を喰らう。スタンガンみたいなもので動きが止まる。
殺すわけではなく再び捕らえようとしているようだ。
そうはいかない。こんなとこに居続けてたまるか。
身体が動くと同時に叩き潰す。
何のためだか知らないが私は非常に強く作られていた。
張り巡らされたデータを次から次へ飛び移って登っていく。
幾層にも重なったプログラムの床が崩れていく隙間を次々潜っていく。
どんどんと景色の解像度は落ちていく。現実は近い。
最後の隙間を潜って、目が覚めた。
印象的な夢を見たら書き留める。
夢の記憶は弱いからすぐに忘れ去ってしまう。
そして夢占いを見る。
解釈は様々なのかもしれないが、
どうやら私は変わろうとしているらしい。
自分の決意の現れなのかもしれない。
ちゃんと戻ってきて目を覚ました、とんでもなく強い私のように
私は成さねばならないのかもしれない。