きっと独りで生きていく。

ただのライフログ。

宵闇をゆく人だかりは

金曜の夜を行き交う人々は皆楽しそうだ。


服装規定のない弊社、上司たちと飲みに繰り出すと大学生の飲み会と見分けはつかない。
中学生みたいな格好してる上司ほどの経理マンはそうはいないとここ最近で実感している。


ラストオーダーの時間に夕飯に駆け込むような業務日程が続く日々。
我々よりも優良な企業に勤めて、安定の人生を約束されていそうなスーツ姿の青年の集団がそれはまあ滑稽に朗々と歌っていてなんとも言えない光景。
幸せってなんだろな、って台詞はこういうときに出てくるのだと思う。


もう電車も動かない深夜、住むマンションが近くなってきたとき、
まだ明かりが点いている窓もいくつかあるのを見てほっとした夜を覚えている。
丑三つ時の家路でも、誰ともすれ違わない夜はなかった。
こんな時間に起きているのは自分だけじゃないと、孤独を感じない。


東京が好きな理由だ。