きっと独りで生きていく。

ただのライフログ。

届かぬ想いがまたひとつ

今年も東京で桜が見れた。


昨年の桜の季節も、今と同じように忙しくて自分の時間が取りづらかった。
帰り道に見事な桜の樹がある公園があって、たまたま少し早く帰れた日に、独りで酒を飲んで夜桜を眺めた。
会いたい人がいて、会えないのは分かっていたけどどこか待っているような心持ちで。


今日もほんの少しいつもより早く帰れたから、あの日と同じように酒を飲みながら同じ公園で同じ桜を眺めている。
変わらず見事な満開振りである。
今日と同じ明日が来ることが幸せだと言って、それでも自分は変わっていく。
毎年咲き誇る桜を見て思い知る。どうして変わらないように見えるんだろう。


永遠は存在しない。
願うことのひとつに、死ぬまで桜は咲いていて欲しい、がある。
願ってきたことはたくさんある。
桜を見るとひとつひとつ思い出していく。