きっと独りで生きていく。

ただのライフログ。

笑う声のかなたから

熱く燃える一面。


心の支え(推し)を失った翌日にマルチの勧誘を受けて次の週末。
酒を飲みながら退職した後輩に愚痴っていた夜。
亡くした恋人によく似たこの後輩もマルチの会員だったらそれこそネタになるなと思っていた。


そんな3流のギャグストーリーは描かれなかった。
後輩が重く口を開いたことには、退職してからというものうちの社員からマルチの勧誘を今に至るまで受けていると。
居酒屋でキレ散らかした夜。


後輩はもう少し話を続けて、私の現在割と近いところの情報もくれた。
その可能性はあの夜から考慮して、決して近づいてくれるなと職場で暴言を吐き散らしていた。
嫌なほうの直感は当たるように感じる。


相談してくれた後輩には、どれだけ恩義を感じていようと二度と会うなと。
会うなら旦那でも私でもいいから誰か連れていけと。
一連の愚痴を吹き出しながら聞いてくれていた人々には、私情は否定しないが後輩の件は全力で解決すると。
熱い一面があることを知った思いだと、今日は2度言われた。


恨みだけは人一倍忘れない。