きっと独りで生きていく。

ただのライフログ。

1人きりで生きてきたような顔して

夢に時々出てくる人の話。


前職では制服があった。
最前線で汚れる立場である証だった。
尊敬のような哀れみのような目を向けられていた。
私は、よく似合うと言われることが多かった。
皮肉ではなく誇りに思っている。
今は恐らくもう似合わない。


今日は時々出てくるあの彼女とその制服の話をしている夢を見た。
彼女はたぶん似合わない。
クリーンな職場で働くエリートの証。そんな制服も前職にはあって、彼女はその姿がよく似合う。
私でさえも見たことがない姿だけど、10人が10人ともそう答えそうな顔立ちと体つきをしている。


本日は節分。
前職で使っていた、米軍のコンパスで恵方を見つけた。
銃と地面に打ち付けてずたずたに傷がついている。
当時どうやって使っていたか話をしたら同僚は、そんな経験をした人がなんでこんなところで経理なんかやってるんだと笑っていた。


今はもう似合わないけれど、傷だらけのコンパスがよく似合っていた私と、
あの彼女みたいな今までもこれからも似合わないような人。
今日は、どんな奇跡が起こっても会えないような気がした。