足で進んだ日々が今の君へ
一度きりの勇気がなければそれは自分だったかもしれない。
年内の退職を表明している同期がいる。
引き止めに遭っている。
有難いことなのだろうが、本人には重荷でしかないことがわかる。
先輩からその話を聞いた。
あいつのことだ。これは飲みに行く案件だ。
同期に連絡をとってみた。
先輩と飲むからおいでよ、と返ってきた。
考えることは同じだった。
あのとき、見栄を張らずに「もうできない」と言えなかったなら。
選択を積み重ねて今がある。
ほんの少しの勇気は幸せを持ってこないかもしれない。
でも勇気で採った選択は自分を信じる力になる。
「自信は自分を信じるって書くのよ。自分を信じて行動しないと前に進めないのよ」
母の言葉を覚えている。小学生にもなっていない頃だったと思う。
ありがちな言葉だし、漢字を習っていない子供に言うにはどうだろうという気もするけれど。
柄じゃないのだけど、飲んだらこんな話ばかりする。