小さい頃は神様がいて
ついにニンテンドースイッチを手に入れた。
抽選販売に参加すること十余回。
本日も落選した。
だが、確実に入荷はコンスタントに行われるようになっている。
それならばもしや、と自宅近くの量販店へ足を運んでみた。
すんなりと、手に入った。
同じく落選した足で訪れた人はいたらしい。
あなたで3人目だ、と店主は仰っていた。
抽選販売なんてまどろっこしいことはしません。
足を運んで来てくださった方に順番にお渡ししています。
抽選に落ちて、ここまで来て、また落ちて、なんて嫌でしょう?
さ、どうぞお楽しみください。
げにその通りである。
それにしてもゲーム売り場の店長としてはレベル高い紳士である。
楽しみにしていたゲームのハードの箱を開けるとき、
幼いころ、サンタクロースがいたころの気持ちを思い出す。
お願いしたものが12月25日の朝に届いていて、
その包みを開くときの気持ちと全く同じだ。
自分の力で手に入れるようになっても気持ちは変わっていない。
中身も変わっていない。
サンタクロースは毎年私にゲームを贈ってくれていた。