動かぬ意味を超え
突然の飲み会だった。
激しく酔いながらも、書く。
酒の席は絆を深めるという話は否定しない。
必ずしも有益なものでないことも知っている。
それでもなんとなく、帰り道の心持ちはあまり変わらない。
みんなそうなのだ。
素直な人が好きなのだ。
真面目な人を評価するのだ。
信頼できる人がほしいのだ。
それが手に入らない原因は
自分たちにあるのだ。
酒に開放してもらわずとも
その
奥の奥の歪でも率直な気持ちを
口に出すことができたなら
今更そんなこと言わずに済んだのに。
と、本末転倒なことを思う。
激しく酔いながらも、
聞いてしまったからには
応えておこうと思う。
だから
見届ける勇気がないのなら、
人のことを祈ってはいけない。