きっと独りで生きていく。

ただのライフログ。

何もない空見るより

帰らなければ帰れない人がいる。

 

 

監査法人が帰るまで、上司は帰れない。

上司が帰らないと、我々は帰り辛い。

そうやって帰路を同じくすることは何度もあった。

 

帰り道の話が好きだ。

語る未来は明日のこと。

行きの道で語る未来は今日のこと。

帰り道に話す今日のことは、取り戻せない時間の話。

 

 

今日の話をするときはいつだって清々しい。

そんな今日である毎日と帰り道。

ずっと欲しくて手に入れたものだ。

生きる術とはクソみたいだ

タバコを吸いに、外の空気を吸いに。

 

就業規則に定められた休憩時間は1時間。

細切れにして、1日に5回吸いに行く。

屋外の喫煙所まで。

 

本日4回目のこと。

今日はたくさん吸いに行ってますね。イライラしてるんですか?

同僚が声をかけてくれた。

いつもより1回少ないです。

集中しすぎてタイミングを逃していた。

ごめんなさい。今度からよく見ておくようにしますね。

なんで。

 

 

日照りの猛暑でも、土砂降りの雨でも、

タバコは吸いに行く。

どれだけ好きな仕事でも、

ずっとは向き合っていられない。

僕が僕らしくあるために

あまりに自然に、書くのを忘れていた。

 

睡眠アプリを入れている。

波の音で目が覚める。

洗面所に貼ってあるQRコードを読み込むまで波は止まらない。むしろ大きくなる。

うっかりと外泊時に鳴らせてしまい、電源を落とさざるを得なくなった、

 

朝食はほぼ必ず摂る。

健康にいいからではなく、腹が減るから。

毎朝、納豆卵かけご飯。

早い、安い、美味い。

 

タバコを吸って、身支度を終えたら少し時間がある。

ゲームしたり、家事を片付けたりしていい時間になったら出る。

 

今日と同じ明日が来ることが幸せだと、

そうやって毎日はいろんなことがある。

だけど朝だけはいつも変わらない。

 

行ってきます。

自分の限界をそこに見る

また、新しい月が始まる。

 

繁忙の月初が来た。

ただでさえ忙しいのに、外野からわーわー聞こえてきたりする。

仲間たちの心に穢れが溜まっていく音が聞こえる気がする。

 

 

上司の口から呪詛の言葉が止まらない。

温厚で聡明な方だから、言い回しがかえってエグい。

今この方にお伺いをたてるべきでないと判断して、

他部署を頼ろうと資料を刷りにいった。

 

コピー機がトラブルを起こしていた。

コピー機にも穢れ(物理)が溜まっていた。

席に戻ったところで穢れ(精神)まみれだしと、廃棄トナー入れの接続部をエアダスターで吹いた。

何故そんなことをしたのかいえば頭が溶けてしまっていたからに違いない。

廃棄トナーが噴出して穢れ(物理)まみれになった。

 

少し冷静になって、廃棄トナー入れを交換することにした。

外れないはずの部品が丸ごと外れた。

破片が舞うのが見えた。

 

情シスに平謝りしてもとに戻してもらった。

コピー機は稼働して資料も刷れたが問題は解決せず、

明日に持ち越すこととなった。

 

 

繁忙の月初が、始まる。

ふと気がついて横に目をやると

職場のPCのデスクトップの背景をダークソウルにしている。

 

初代ダクソ、竜狩りオーンスタインのイラスト。

格好良くてテンションが上がる。

ロック画面はアルトリウスだ。テンションが上がる。

 

 

我が部署の面々は優しい。

興味ないくせに、話を聞いてくれる。

オーンスタインを見て、ダークソウルのロゴも認識したうえで

ファイナルファンタジーですか?」

と聞いてくるくらい興味ないくせに。(でもちょっと気持ちはわかる)

 

「今何にハマってるの?」と興味ないくせに聞く。

答えてもわからないので説明することになる。

でも優しいので最後まで聞いてくれる。

結果、結構長くなる。

 

 

上司は、「これはラスボスですか?」と聞いてきた。さすがである。

ちょっと違うけど、そんなようなものなのでイエスと回答した。

「では、今日は帰りましょう。このラスボスを倒してリフレッシュしていただいて、

明日は原価計算というラスボスを倒しましょう」

とても優しい。

しかし簡単に言ってくれるが、ラスボスはそんなに身近なものではない。

初代ドラクエをハッキングしてラスボスを1ターンで倒したりするからそういうことになる。

 

 

優しい皆さまについてひとつ気に食わないところをあげるとすれば

もれなく全員がオーンスタインを「これ」と呼ぶことである。

このまま遠くへ行こうか

金属アレルギーで首が大変なことになった。

 

ペンダントチェーンが真鍮だった。

絶対かぶれるとわかっていたけど着けたかった。

ニベアクリームを塗ると痒みがおさまる。

 

毎回やっていると皮がなくなりそうなので

ステンレスのものを買ってきた。

よくもまあ、ピアス開けたいなどと言ったものである。

耳たぶがなくなると困るので、まだ勇気が出ない。

 

 

ニンテンドースイッチの抽選販売に参加しようと思っていて

寝坊して

慌てて出たら電車を反対方向に乗った。

早々に諦めて買い物に行ったらアクセサリーショップを見つけた、というわけだ。

好きなエッセイ作家さんの新作も見つけたので結果オーライである。

本日は長風呂の予感だ。

 

 

ニンテンドースイッチ、冬くらいには普通に買えるようになっているといいな。

Just give me a reason

Gackt様がそこら中においでになっている。

 

Gackt愛用のサプリ、と銘打たれた広告を好奇心でクリックした。

次の日からネット上で表示される広告が8割~9割Gackt様になった。

 

Gackt様にはかすりもしないような記事を読んでいても

中腹ほどに唐突にGackt様がおみえになる。

曲がり角からGackt様出てきた、くらいに唐突なので

しかも目力のあるお方なので

記事の内容が一旦全部飛ぶ。

 

中腹においでなさったときは、だいたい記事の最後でもお待ちである。

こちらはなんとなくわかってきたのであまり驚かずに済む。

 

 

検索かけても記事に飛んでもパーフェクトボディがそこにある。

サプリよりもそちらのほうが気になってしまう。

 

私のことをGackt様に似ている、と言ってくださる方々がいるので親近感のようなものはあった。

側で聞いていた同期は「怒られるで」と即答していた。

ファンの方々が聞いたら確かにお怒りだろうなと思うが、どう考えても私は悪くない。

 

 

Gackt様のネットジャックによる単純接触効果が生まれている。

似ている、と言われたときよりはるかに親近感を感じる。

 

サプリの広告ではなくてGackt様の広告なのだと思う。